第314号 2021年 (令和3年) 7月 発行 

令和3年度 第2回理事部長会議報告

令和 3年 6月16日(水曜日)  令和3年度 第2回理事部長会議報告 ※集金と配布物のやり取りのみ ◎支部長 ◇役員承認事項として、支部より各店舗へ コロナに対する助成金として5千円を還元 ◇理容名鑑がデジタル化に ◇オリンピック選手村の理容店に 2部の小野智幸さんが参加します。 ◎総務部 ◇7月から10月のカレンダー配布 ◎経理部 ◇南協会費 4.5月分82名     拠出 ◇出張交通費 県理事会、総務、共済、 組織、文化広報     拠出 ◇会場費  支部理事会会場費    拠出 ◇会議費  支部理事会飲物代    拠出 ◇教育費  県大会中止の為助成金戻り金 入金 ◎文化広報部 ◇支部だより313号発行

広 報 宮ノ前 孝博

ワクチン先行接種

川口市議会議長の関議員より理容組合員のワクチン先行接種についてお話があり、支部役員の賛成を得て関議員と各支部長で嘆願書を川口市長へ届けに行きました。

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「災害時の心理と行動」邑本 俊亮 (東北大学災害科学国際研究所)

1、情報はいかに理解されるか ・情報の特徴 ① 情報の多義性 :1つの情報が複数の意味を持つ場合がある ② 表現の多様性 :同じことを表す異なる表現が存在する ・人間の情報理解に影響する要因 ① 文脈の影響 ② 知識の役割 :わかるためには知識が必要 :知識を活性化することが重要 :異なる知識を使うと異なる理解が成り立つ ③ 受け手の期待 :期待に合致するような理解が生じる :人間は自分の考えや仮説を確証してくれる情報を  探し求め、そうでない情報を無視する傾向がある                ⇒確証バイアス ・人間の情報理解の心理プロセス   :文脈情報の利用   :知識や期待に基づく解釈・精緻化   :受けて自身の理解モデルの構築         ↓  受け手がどのように受け止めるかによって  情報の意味・価値は異なってくる 2、災害時の認知バイアス 認知バイアス①  これくらいは普通だ⇒物事を普通の範囲内で理解したい             火災報知機が鳴っても…          【正常性バイアス、正常化の偏見】          認知バイアス②  自分だけは大丈夫⇒他人よりも自分の方が運がいい            まさか自分の住む所が被害にあうとは思わなかった          【比較楽観主義バイアス】 認知バイアス③  前回大丈夫だったから⇒記憶の中で思い出しやすい情報に影響される            前回、警報が出たけど大丈夫だったから…          【利用可能性ヒューリスティック】 認知バイアス④  みんなと一緒に⇒他人に同町していれば安心            みんなが逃げないから自分も逃げない          【集団同調性バイアス】           認知バイアス⑤  …があるから大丈夫⇒自分以外のモノに頼りきってしまう             あの防潮堤があるから大丈夫             ハザードマップの危険区域でないから…                           心理的安定 ⇒ いざという時には逆効果 人間の認知・判断にはバイアスがつきものいざという時には、バイアスを振り払う心構え

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